« リン | トップページ | 「RIVER」 »

「生きているものはいないのか」

石井監督が舞台劇を映画化ということ自体どういうものかイメージできなかったんですが、台詞は多いのだけれど、いわゆる演劇的な台詞回しでなく、かといってこれまでの彼の映画とも違って、新しいチャレンジなのかなと思いました。同じようにヨーロッパ企画の演劇が原作の「サマータイムマシンブルース」みたいな、前半の学生たちのテンポのいい会話のやり取りは結構好きです。今は神戸芸術工科大学というところで教えてるようで、この映画もキャンパスを舞台に低予算で学生映画的なテイストの映画になっています。
先生みずから学生映画はこう撮れというお手本を見せてくれているような感じなんだと思います。
ただ、ちょっと音声はもう少しお金をかけてもいいのかなと思いました。キャストは有名なのは今が旬の染谷将太と、こういうインディー映画に好んで出る村上淳以外はこれといって知名度のある役者は出演しておらず、平等にオーディションで決めたということで、神戸芸術工科大学の学生もかなり重要な役で起用されています。なぜ演劇的な台詞主体の映画を撮ったかについては、この映画のサイトの監督のインタビューで語られています。
石井監督らしい映像へのこだわりは地下のトンネルのシーンなどに見ることができました。

|

« リン | トップページ | 「RIVER」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事