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「女優 岡田茉莉子」

少し前に本屋で見つけちらっと読んで即買いしました。この人ある意味、吉田喜重と結婚してなかったらもっとメジャーな映画と関われて、また、違った人生歩んでいたんでしょうけど、大女優なのに仕事失ってもアヴァンギャルドな監督についていくというのはよほどの強い意志がないとできないと思います。ただ、こちらからみると不遇と思われている時代でも、商業的には評価されない夫の仕事を評価し尊敬しているので、そういう点では幸せな人生だったのでしょうね。フランスなどで評価されているのは事実なので。
特に父親を知らなかった子ども時代、新潟での戦時中の苦労、東宝、松竹に所属していた頃の前半が回想がおもしろくて、成瀬、小津、マキノといった有名な映画作家だけでなく、当時は小説家が脚本を書くことも多く、映画が文学が近いところにあったので、谷崎、川端ら小説家との交流の話が出てくるのですが、それが興味深かったです。(岡田の父親はトーキー時代に日本のヴァレンチノの呼ばれていた名優で、彼女の名付け親は谷崎)

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