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「パラダイスキス」

金持ちのデザイナーの卵に恋をする女子高生がモデルに出世してニューヨークで再会って、少女漫画は知らないけど、30年前ならまだしも今時こういう話が今の若者に理解されるのか?!という感じで、向井理の台詞の棒読みと、北川景子の大根役者ぶりに疲弊しながらも最後まで観ました。

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「ヒミズ」

親から虐待され愛されない子どもの話は小説でも映画でも昔からよくあるクラシックな題材ですが、その問題に震災の話を絡めたストーリーです。台詞回しが演劇調でクセがあり、普通にストーリーに入っていくには難しい感じで、特に台詞で主人公の2人がけんかばかりして、その張り合いが尋常でない感じなので、観るものは苦痛を強いられます。ただ、それは監督が意図するところなんですが、「Hazard」同様、犯罪者、暴力描写はちょっとみていてきつかったです。
今年、作家性のあるいろんな監督に使われブレークした染谷将太は相変らずワンアンドオンリーな個性的な演技をみせてくれます。女の子はかまってちゃんに出ていた二階堂ふみですね。あのテンションでずっと演技している主演の2人はすごいと思いました。

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「アフロ忍者」

私は邦画も洋画もよくC級映画のDVDを観るのだけれど、昨日、アニメのアフロサムライをこどもとみようと思ったら残酷すぎて2分で中断だったので、その代わりとして、「アフロ忍者」という米国の実写映画をみんなで観たところ、おもしろかったです。C級にしてはめずらしく吹き替えが付いていて、主人公の声が古谷徹だったりして、悪ノリで星飛雄馬の名台詞が出てきたりもします。
米国人はブルース・リーを日本人と思ってる人が異常に多いですね。それ以前に香港と日本の区別もつけられてないですけど。

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「アントキノイノチ」

これTBSの制作ですね。タイアップのテーマソングとか、話の展開、台詞回しまで監督が原作と原作者の制約に苦しんでる感じが映画から見て取れますけど、同じTBS制作で榮倉奈々主演の「余命一ヶ月の花嫁」で、廣木監督が同じ制約を乗り越えらなくて凡庸なドラマになってしまっているのと比べると、ちゃんと映画として最後までちゃんとみせられる瀬々監督はがんばってると思います。監督と共同脚本の田中幸子は「トウキョウソナタ」を書いた人ですね。
染谷将太は「東京公園」同様、榮倉と共演ですが、ここでも存在感のある演技みせてました。

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「モテキ」

劇場版のDVDを観ました。人気漫画が原作で映画というよりはプロモビデオ的な感じで、パーフュームのミュージカルシーンとか、カラオケのスーパーインポーズとかTwitterのやりとりをそのまま見せるとか今日的なギミックは満載で、小ネタも笑えます。
森山未來は「フィッシュストーリー」なんかでもそうですけど、踊れる役者なので、ミュージカルのある巻き込まれ型映画には適役ですね。
あと、主演以外もキャストがいいですね。特に色男を地でいけるリリーさんの「なーんてね」のシーンは笑えます。
原作を知らないので、宣伝でフィーチャーされている4人の女優がほぼ同等な立場なのかと思ってましたが、長澤まさみがメインなわけですね。ふられ役が慣れていない麻生久美子の泣きの演技以外は、それぞれ持ち味を引き出されていてよかったと思います。
あと、音楽はいろいろなミュージシャンの揮発曲が使われているのですが、節操なくメジャーとオタク、ダサいものとかっこいいものが奇妙にミックスされていておもしろいです。
(女王蜂って知らなかったけど、なんか、日本の若者も捨てたもんじゃないな。)
この前観た「宇宙兄弟」なんかもそうなんですが、ヒット漫画原作映画の欠点として、ストーリー展開に創造性がなく、先がよめてしまうというか、おっかけて、泥にまみれて、・・・というのは、ちょっとしらける感じでした。

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「きっと、ここが帰る場所」

先週水曜日に会社の帰りに有楽町で観てきました。
タイトルもテーマソングもトーキングヘッズで、ハリー・ディーン・スタントンが出てたりとか、イタリア人のソレンティーノ監督は同世代かなと思ったら、やはり1970年生まれでした。ウェス・アンダーソンとかソフィア・コッポラの映画みたいな感じで、日本もアメリカもイタリアも、こういうアンチメインストリーム指向の、脱力系の笑いに関する同世代感覚に国境はないというか。なんか、懐かしく思いました。
でも、本人役で出演しているデイビッド・バーンも、主演のショーン・ペンも、もう85歳になるというスタントンも久しぶりに見たけど、歳とりましたね、
ショーン・ペンはさすがというか、おそらくギャラも安いであろうインディーズ作品でこの演技、さすがというかこんな俳優他にいないと思います。(主人公の風貌のモデルはキュアのロバート・スミスだそうです。)
舞台はダブリンからアメリカへ、「バグダッドカフェ」っぽいファンタジックなフレーバーを少々加えた感じもありますが基本、「パリ・テキサス」的な絵が展開されてて、ほんとに私的に撮りたいものを撮ったという感じでしょうか。
ダブリンということで、ボノの娘が、かなりインパクトのある役で出てます。マライア・キャリーのネタは笑いました。

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