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「ミッドナイト・イン・パリ」

最近のウディ・アレンの映画は好きで、新しいものほど好きなのは、おそらく彼の脚本は好きだけれど役者としての彼は好きではなかったということが一番大きいのかなと思っていて、今回は、主人公でおそらく70年代の彼の映画では彼自身が演じていたであろう役をオーウェン・ウィルソンが演じているのですが、よく見ると表情から両手を広げるしぐさなど、アレンそっくりの演技でした。

この映画、パリが舞台ということ以外の前知識はなにもなしに観たのですが、ストーリーは懐古趣味の主人公が憧れの30-40年代にタイムスリップするというもので、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、マン-レイ、ブニュエルなどそっくりさん役者が演じていて笑えます。基本的に有名でない役者が演じているのですが、キャシー・ベイツのガートルードスタインと、エイドリアン・ブロディのダリは笑えます。
最近のアレンの映画は、キャストも豪華ですが、現代のフィアンセ役やレイチェル・マクアダムス、タイムスリップした40年代の相手がマリオン・コティヤールです。特に、皮肉っぽく馬鹿娘的に描かれるマクアダムスは今後も彼の映画で観てみたいですね。
ウィルソンがアレン自身を演じていると書きましたが、実際、後半の役中のウィルソンの科白からも、ノスタルジックでペダンティックな監督自身を自虐的に嘲笑の対象にしているかのようなところも見えるので、そういう意味でも、彼自身も歳をとって変わってきているんでしょうか。

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